【横浜市南区】現存している橋の中では最古!実は、とても貴重な橋が南区にあったのをご存知でしょうか!?
南区役所こと、横浜市南区総合庁舎の裏に架かる浦舟水道橋。橋の上には、高速神奈川3号狩場線が通り、下には、中村川が流れています。実はこちらの橋、とても貴重な建造物だったということをご存知でしょうか?
この浦舟水道橋は、朱色の桁部分に細長い部分を両端で三角形に繋いだトラス構造という造りが採用されています。部材と部材は一本のボルトで留められたピン結合が採用されているのですが、この結合方式のトラスは、明治中後期にしか見られないもので、現存している最古のピン結合トラス式の橋として今も活躍してくれています。特殊な構造といえど、南区に日本最古の橋があるなんて誇らしいですね!
かながわの橋100選にも選ばれ、2000年には横浜市認定歴史的建造物として登録されている由緒ある橋なんです♪また、床面が木材というの珍しいのですが、実際に歩いてみると区内の他の橋とも雰囲気が違う趣を体感できますよ♪
その歴史も古く、1893年に西之橋として中村川の下流に架設されたことが始まりだったそうです。その後、関東大震災の復興事業として1927年に西之橋の上流の扇橋として移され活用されていましたが、平成元年の1989年に現在橋上を通る高速道路建設のため、こちらの場所に移され、浦舟水道橋となったようです。設計者は吉浜橋、港橋も手掛けた神奈川県技師の野口 嘉茂という方。
上に高速道路が通っていることもあり、空が遮られてしまうのが残念ではありますが・・実は貴重な歴史的建造物を見に、訪れてみてはいかがでしょうか♪ちなみに、最寄り駅は市営地下鉄 阪東橋駅で、駅からは徒歩 約10分ほどです♪
浦舟水道橋はこちら↓